薔薇と梅花

庭の梅の花が満開だ。

まだ寒い空気をこじ開けるように咲く白い花は、意思的で凛としている。

冬という季節の膜を切り裂き屹立する姿は、春を静かに連れてくる力強さがある。ゆるく祝祭的な「桜」に対して、梅の花は寡黙で、清楚だ。「ああ、また春がくる。そしてその次は夏なのだ」と、活動的な季節への心の立ち上げを促すのである。

 

昨日、薔薇の花をいただきました。

卒業式、その後の飲み会で、学生達からのプレゼントです。

酔っぱらっているうちに茎を折ってしまいましたが、小さなビンに短い薔薇を差したら、逆にお洒落になりました。

毎年毎年、卒業制作は全員が全員ドラマチックで、全身全霊だ。

波瀾万丈の半年間を、それぞれが必ず過ごしてゆく。

調子の上り下り、泣いたり笑ったりと、僕ら教師陣も共に振動する。

一生に一度の、青春のカタマリの卒業制作、大仕事を成し遂げた卒業生が今年も旅立ってゆきました。

 

卒業生よ。それぞれの人生のSPARK!を祈ります。

そして、DON`T WORRY. BE HAPPYだ!

 

 

 

 

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